我が家の修羅場の巻
夫「新しい通帳が出来た」
私「見せて!!!!っていうか、あなたが持っていたんでしょ!?!?」
夫「うん、そう!!ごめん!!!」

見ると、通帳は1ページしか記載がなく先月今月と15万ずつカードで引き落としがありました。
ちなみに夫の手取りは15万ほどです。

私「これ...スマホゲームの課金やろ!!おバカーッッ!!!」
夫「ごめんwww」
数ヶ月前、家族クラウドサービスで夫の課金領収書(1万円分くらい)が私あてにメールで届いたことがありました。
あの時は「こらっ、課金しないの!」と一言言って終わったけど、もっと追求すべきでした。

しかしここ2ヶ月だけの話とは思えませんでした。

私「クレジットカードの明細も見せてよ」
夫「明細はまだ実家に届くようになってるから...」
私「じゃあ実家に取りに行っていい?」
夫「いいよ」

義実家はとなりの市です。私が義実家に行こうとすると、夫は先回りして郵便物を全て回収していました。

私「じゃあウェブで明細みるから、ログインIDとパスを教えて」
夫「それは出来ない」
私「この際、もう隠し事なしにしてよ。お願い」

履歴を遡ってみると、多い時で月に40万、把握できるだけでも
合計150万ほどここ1年でゲームにつぎ込んでいました。
息子が生まれた日はさすがに課金していませんでしたが、1週間後からまた日に数万円使っていました。

私「すげーな」
夫「はい」
自分の脳みそのキャパを超えました。
怒りという感情は、すぐにはわいてきませんでした。

後からじわじわくるパターンだ。
私「話し合おう」
家族会議です。子供はもう寝ていました。
なぜ、こんな事をしたの?何考えてるの?
その場しのぎの嘘をたくさんついたね。
お金使ったのがばれないように通帳を隠して破棄したのはあなただね。
2人目の子供産まれたばかりなのに、どうして自分ばかり好きにお金を使うの?
手取り以上の額を使うなんて、あなたはゲームのために働いているの?
このお金で車が買えたやん。

夫は何を聞いても黙るか、うん、というだけでした。
話が全く進まない。

でも全てが明るみになって良かったと思いました。
夫のことを疑いながら連日夜中まで通帳を探していた時期が、私は精神的に一番きつかったからです。
大事な通帳を無くしておきながら夫を疑う自分が、申し訳なかった。
あの時落ち込んでいる私にかけてくれた優しい言葉は、私を救うためじゃなくて保身のためだったの?

そう伝えると夫が「本当に、ごめん...」と泣きだしました。

やっと言葉が届いた、と思いました。

私「もう、いいから。もう課金はしないでね。アプリ、消してよw」
夫「うん。もうしない」

目の前でゲームのアプリを削除してくれました。

私「これからも、夫婦で助け合っていこうね」
夫「うん、よろしくお願いします」

最後は2人とも泣き笑いの顔でした。
話し合いが終わった時は夜中の1時でした。

そして翌日。
夫のスマホをふと見ると、昨日削除したはずのゲームアプリがまたインストールされていました。

ファッ!?!?!?

私「な、な、な、何 これ....!?」

つづく